かぞうれば 月のかずろう かげみちて 真如の玉の 光をぞみる
真如院の十一面観音菩薩は、 南北朝時代に葛生(かずろう)地域 を采地としていた磯玄蓄正純が 日夜お祈りしていたもので、 磯殿滅亡後、屋敷跡から発見され、 村人によって堂を建て祀られます。 その後、戦乱による御堂焼失により、 村人は平和な世が来るまでと 地中に埋め、その上に目印として 二本の黒杉を植えます。 やがて戦乱鎮静の後、 大永六年(一五三六) 現在地に掘り出された観音像を 祀る観音堂が再建されます。